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岩井志麻子の「チャイ・コイ」の感想

ホラー小説作家である岩井志麻子が書いた体験談的な恋愛小説。
「ぼっけえ、きょうてえ」で山本周五郎賞を受賞し、この「チャイ・コイ」で第二回婦人公論文芸賞。


(故)川島なお美が主演して映画化もされています。


岩井志麻子を知らない人なら先入観がなく読めていいと思う。
知っている人は、ああアレね!と少し引いて読んでしまう話題小説。


岩井志麻子の乱行は有名ですから。
何度も女性週刊誌やワイドショーを騒がせ、作家とは思えない感じの言動をする人。


小説だけではなく、私生活も注目される作家さんです。


チャイ・コイの内容は濃いです。
官脳小説の部類に入れていい程の濃厚なシーンばかり。

読んで興奮をする人と嫌悪感を抱く人に別れる小説。
チャイ・コイ (中公文庫)

岩井志麻子

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目次

チャイ・コイとは


ベトナム語で果物が美味しい、という意味。
チャイ・コイ。
どこか愛らしい響きだと本書にも書いてありました。


愛人をチャイ・コイに象徴させ、陳腐だと書きながら、すべてが陳腐だと自虐風に語る。


滴る果汁の甘さと断面の猥褻(わいせつ)さと果肉の濃厚さを思い浮かべさせるチャイ・コイ。

チャイ・コイあらすじ


ベトナムで一目惚れをした女性の話。


ヒロインは、一緒にベトナムに行くはずの彼氏が怪我をしたせいで、1人でベトナムに旅立つ。


そのベトナムで、たまたま立ち寄ったレストランのボーイに一目惚れをしてしまう。


今まで出会った男の中で、私が狂おしく一目惚れをした男がいただろうか?
そう考え込んでしまうほどの衝撃的な一目惚れ。


寂しそうな雰囲気に気品があり、切れ長の目、通った鼻筋。
背中には摘みたての香草の匂い。

纏わる寂しさは、鈍い金色の燭台の影に沈む洋酒の色etc・・・・・・


彼の形容が見事。


そして、もう彼と愛し合う場面を想像して濡れるヒロイン。


一目彼を見たいがために通い、帰国。
忘れられずにまたベトナムへ。
そこで一目惚れをした彼氏とついに結ばれてしまう。


しかし、彼は既婚者だった。
自分は日本に彼氏がいる。

岩井志麻子とチャイ・コイ


チャイ・コイは岩井志麻子の体験談。
岩井志麻子がベトナムの男性と不倫をしているのは有名な話。
男女の絡みの描写が半端ないです。


ここまで書く?


自分に正直な人なのか、モラルがないのか、私にはわかりません。
奔放な女性ですね。






私には理解が出来ない世界のお話でした。
異国の妻がいる男との濃厚な絡み。
ねっちょねちょで、ぐっちゃぐちゃですよ。


無理!


流石数々の賞をとっている作家様。
描写はうまいです。


うまいと認めた上で、この現代で、この奔放さが許せない私はこの小説を読む資格が無い。
モラリストじゃないのですが、こういうのは嫌。
フィクションでも無理。


第二回婦人公論文芸賞をとった作品です。
認められた小説です。


ただ、読んで気持ちが悪くなる女性もいるのですよ。


そういう理由で、私は岩井志麻子先生の小説はもう読まないことにします。

でもエッセイなら大丈夫。
ここまで気持ち悪くなりませんでした。


不思議ですね。
岩井志麻子の生き方を面白いと思ってエッセイは何冊か読みましたが、細部の描写が書いてある小説を読むと気持ちが悪くなるなんて。



星は1つです。



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